Jun 23, 2009
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◇大阪歴史学会、文化庁と県に要望書−−県教委、壊さない方法検討へ
岩出市根来の旧県会議事堂(一乗閣)修復に伴う移転先の根来寺旧境内で石積みの階段などの遺構が見つかり、大阪歴史学会(小田康徳代表委員)は12日、「根来寺の威容を示す重要な施設」として保存を求める要望書を文化庁や県に提出した。県教委は昨年、遺構の概要を把握する確認調査の時点で「遺跡の残りは悪く保存は困難で記録にとどめる」とする方針を固めてきたが、「遺跡を壊さない建物の基本設計のあり方などを検討をする」としている。http://e-heya.kentaku.net/ibaraki/【最上聡】
予定地は蓮華谷川の西側の尾根筋。県教委は、当時の根来の様子を描いたとされる絵図をもとに、移転予定地に施設はなかった▽既に川の西側は大規模開発がされ景観上も移築は問題ない−−とした。県教委の担当者は「保存するかどうかは、過去の県内遺跡の保存状況とも比較して考えている。要望書の『城郭だ』などとする遺跡の評価については事実誤認があるのでは」と首をかしげる。
一方、要望書は、遺構について「根来中心部の防御を意図したもので石垣などもよく残存している。遺跡を破壊して移転を進めるのは県の文化財保護の放棄だ」と指摘。要望事項として、調査成果と意義について県教委の見解をまとめ公表する▽調査地点の史跡への追加指定▽県主導の委員会をつくり旧境内全般の保存管理計画を策定する−−などを挙げた。
大阪歴史学会企画委員長の大阪市立大の岸本直文准教授(考古学)は「現場を見ると調査が不十分な個所がある。史跡とすべきような場所で公共事業などそもそもあり得ない」と話す。
根来寺旧境内を巡っては、岩出市事業の駐車場建設予定地で入浴施設「湯屋」遺構が見つかったり、市立図書館建設で大門池が埋め立てられ堤防が削られるなどしたたび、同団体や日本考古学協会など学術団体が重要遺構や歴史的景観の破壊を危惧(きぐ)し、保存を求めてきた。宮城県 | いい部屋ネット[日本全国の賃貸アパート賃貸マンション情報が満載!]今回の遺跡については、日本考古学協会も要望書を準備しているという。
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■視点
◇まず史跡範囲の確定を
根来寺境内は07年、農道建設に伴う発掘調査から30年の曲折を経て国史跡になった。当時、県教委、寺関係者は記者会見で「最初の大きな一歩」「古地図に描かれた一帯がすべて指定されることを夢としたい」と言い、私はそれを記事にした。
一乗閣の移転予定地での発掘調査について、県文化財センターは「現地説明会のお知らせ」という資料提供で済ませたが、大阪歴史学会の出した要望書をはじめ、複数の研究者からは異なる見解が聞こえている。
議論するだけの価値がある遺跡ではないのか。加えて県文化財保護審議会の委員には個別に方針に了承をとったようだが、しっかり審議会を開いて後世に議論を残す手続きをしないのは問題だ。修復後の一乗閣をどう活用するのかも関係者間で考えに齟齬(そご)があるように聞こえる。まず保存管理計画を作り上げ史跡範囲を確定する道筋をつけ、旧境内全体の将来像を示すのが順序だろう。
県教委は移転予定地について「過去に浮かんだ根来中心部に近い候補地より、文化財保護の観点からも適地」という。しかし、県教委が文化財を守るため文化財を壊すということは許されるのか。賃貸住宅なぜ適地なのか、明確な理由が説明されなければ、一乗閣にとっても不幸だ。世界遺産ですら、いつの間にか伐採されたりするのだから。【最上聡】
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■ことば
◇旧県会議事堂(一乗閣)
1897(明治30)年、和歌山市内に築造され、夏目漱石が講演した会場としても知られる。2度目の移築で1962年、根来寺境内に移された。「一乗閣」と名付けられ、講堂や宿舎として活用されたが、傷みが激しく90年代後半に保存運動が始まった。05年に県指定文化財となった。現在地での建て替えが工法的に困難だったりしたため移築が検討され、県教委は「市民から要望を受け、募金を集めた経緯から、根来の地内であることが前提条件」とする。
7月17日朝刊
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15日午後0時ごろ、有田市港町沖約30メートルの海中(深さ約2メートル)で、泳いでいた海南市船尾の会社員男性(51)が砲弾を発見、和歌山海上保安部に通報した。海上自衛隊阪神基地隊が16日、回収した。
同部によると、砲弾は米国製で、長さ40センチ、直径10センチ、重さは4・5キロ。秋田県 | いい部屋ネット[日本全国の賃貸アパート賃貸マンション情報が満載!]第二次世界大戦時に使われたとみられ、信管はなく、爆発の危険性はなかった。【竹田迅岐】
7月17日朝刊
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